
離れて住む子供たち全員で実家に設置した見守りカメラのデータを確認できるのかな?



みんな親の生活を見守りたいから、できたら複数人で撮影データを確認したい
本記事では、上記のようにお悩みの方に向け、複数人で映像を確認できる高齢者向け見守りカメラを紹介していきます。
- 複数人で共有できる高齢者向け見守りカメラ
- 複数人で撮影映像を確認・共有できる高齢者向け見守りカメラの選び方
- 複数人で撮影映像を確認・共有できる高齢者向け見守りカメラを利用するメリット・デメリット
多くの見守りカメラは、専用スマホアプリなどを提供しており、登録すれば複数人で撮影映像を確認可能です。



実家に設置した見守りカメラを兄弟姉妹全員で確認できます!
ただし、インターネット接続なしで設置できる見守りカメラは、撮影映像を共有できる人数が決まっている場合もあるのでご注意ください。
本記事では、複数人で撮影映像を確認・共有できる高齢者向け見守りカメラを紹介していきます。
複数人で撮影映像を確認・共有できる高齢者向け見守りカメラ
高齢者向け見守りカメラには様々なものがありますが、複数人でデータを共有できておすすめのものは、以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
みまもりCUBE(ラムロック)
- 人数無制限で撮影映像を確認できる
- 1台のカメラに対し複数人で同時に映像を確認可能
- Wi-fi設備不要で設置できる
- 呼び出しボタン機能もあり
みまもりCUBEは、高齢者の見守りに特化したカメラサービスです。
インターネット不要ですぐに利用できる点がメリットであり、複数人で撮影映像の確認や会話機能の利用が可能です。



設置にあたり、工事も不要でコンセントに挿すだけで利用できます
みまもりCUBEはSIMカードが内蔵されており、契約している通信量を家族で共有する仕組みとなっています。
そのため、撮影映像を共有する人数に制限はありませんが、大人数で共有するとその分、月額料金が高額になる恐れがあります。
ドアの開閉やベッドからの離床など、特定の動作を検知して通知する機能も搭載されており、見守りカメラに必要な機能も一通り揃っているといえるでしょう。
撮影範囲(画角) | 水平:78° 垂直:46° 対角:103° |
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画素数 | 320×240 (QVGA) |
動体検知機能 | あり (検知時に画像付きメール通知) |
共有できる人数 | 制限なし |
双方向通話機能 | あり |
録画方法(保存方法) | 内蔵SDカード(最大64GB) 約7日間自動上書き保存 |
夜間撮影可能か | 可能 (赤外線機能付き、白黒映像) |
Wi-fi設備は必要か | 不要 |
月額料金 | 3,190円〜 ※30日間お試し体験キャンペーンを利用した場合 |
専用アプリの有無 | あり (スマートフォン・PCで映像確認可能) |
ieCame RS-WFCAM1(ラトックシステム)
- 専用アプリを利用すれば人数無制限で撮影映像を確認できる
- AIが人を検知し、不要な通知を大幅に削減できる
- 写真付きでプッシュ通知が届き、誰が映ったかすぐにわかる
- 夜間もはっきり映るナイトビジョン搭載で、暗い場所でも撮影できる
- 設定が簡単で、スマホからどこでも映像確認・録画再生ができる
Iecame(イエカメ)は、AIによる人物検知機能を搭載したネットワーク見守りカメラです。
動体検知機能が付いているだけでなく、AIが人の外見を見分けるため、車や動物などによる誤通知を大幅に減らせる点がメリットです。
人物が映ると写真付きでスマホにプッシュ通知が届き、アプリを開かなくても状況が一目でわかります。



急病や転倒などにも気付きやすくなるはずです
専用アプリをスマホにインストールすれば、人数制限なく撮影映像も確認可能です。
クラウドサービスには無料・有料プランがあるので、連続視聴時間や保存期間などを比較し、自分に合ったものを選択しましょう。
撮影範囲(画角) | 水平:131° 対角:131° |
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画素数 | 200万画素 |
動体検知機能 | 動体・音声・人の外観・顔の検知機能 ※顔は有償プランに加入する必要あり |
共有できる人数 | 制限なし |
双方向通話機能 | なし(声かけ機能のみ) |
録画方法(保存方法) | microSDカード録画 クラウド録画(無料は1日分、複数日数は有償) |
夜間撮影可能か | 可能 (赤外線照射距離5~7m) |
Wi-fi設備は必要か | 必要 |
月額料金 | 無料 ※有料プランもあり |
専用アプリの有無 | あり (iOS/Android対応) |
ユピ坊(ユピテル)
- ロボット型デザインが親しみやすい見守りカメラ
- 画角も広く可動式なので部屋全体をカバーできる
- 最大5台までのスマホやタブレットと連携可能
- テレビ電話機能付き
カメラの圧迫感が苦手と感じる場合、ロボット型の見守りカメラのユピ坊がおすすめです。
ユピ坊は愛らしいロボットの姿をしており、部屋に置いても監視カメラのような圧迫感がなく、自然に空間に馴染みます。
加えて、スマホやタブレットを5台まで登録でき、撮影映像の確認やユピ坊と登録端末での会話も可能です。
スマホ・タブレットとの会話機能に加えて、ユピ坊からの声かけや反応もあるため、ひとり暮らしの高齢者にとってはちょっとした会話相手にもなってくれます。
さらにユピ坊は、ユーザーの声を反映したアップデートが定期的に行われているのも魅力です。
例えば、過去には以下のような改善が実施されました。
- 接続中の表示を「監視中」ではなく「見守り中」に変更
- スマホ接続時にカメラの位置がリセットされないよう改良
- パスコード認証の追加によるセキュリティ強化
- 見守り中でもいつでも声かけができるように機能追加
細やかな対応やユーザー目線での改善が進められており、日本メーカー「ユピテル」製ならではの安心感が感じられます。
撮影範囲(画角) | 【可動域】 水平:340° 垂直:40° 【画角】 水平:58° 垂直:45° |
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画素数 | 不明 ※メーカー非公表 |
動体検知機能 | あり (一定期間動きがなければ通知) |
共有できる人数 | 5人まで ※同時接続は不可 |
双方向通話機能 | あり |
録画方法(保存方法) | 録画機能なし ※リアルタイムの撮影データ確認のみ |
夜間撮影可能か | 可能 (赤外線機能なし、本体にLEDが付いていてカラー撮影可能) |
Wi-fi設備は必要か | 必要 |
月額料金 | なし |
専用アプリの有無 | あり (スマートフォン・PCで映像確認可能) |
パンチネルト ネットワークWi-Fiカメラ(Tapo|C210/A)
- 2K(300万画素)の高画質で撮影できるので、顔までくっきり撮影可能
- 最大10mの赤外線撮影が可能なので廊下に設置するのもおすすめ
- プライベートゾーンを設定でき、録画しない部分も設定可能
パンチネルト ネットワークWi-Fiカメラ(Tapo C210/A)は、2K対応・300万画素の高画質で、人物の顔や部屋の細かな様子までくっきり映し出せます。



画質が良いため、親御さんの表情の変化や室内の様子など、ちょっとした異変にも気づきやすいでしょう
また、赤外線機能を搭載しており、暗い場所でも最大10m先まで撮影可能です。



夜間のリビングや廊下でもしっかり見守れます
パンチネルト ネットワークWi-Fiカメラでは、以下の方法を利用すれば複数人で撮影映像を共有できます。
アカウント共有 | ・同時に映像を確認できるのは2人まで |
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デバイス共有 | ・家族がそれぞれアカウントを作る必要がある ・最大5つのアカウントを1台のカメラに連携できる ・最初に家族のアカウントを招待・承認する必要がある |
招待・承認の手間さえクリアできるのであれば、デバイス共有が便利なはずです。
撮影範囲(画角) | 水平360° 垂直114° |
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画素数 | 300万画素(2304×1296ピクセル) |
動体検知機能 | あり (検知エリアの細かい設定も可能、スマホ通知対応) |
共有できる人数 | アカウント共有:2人 デバイス共有:5台 |
双方向通話機能 | あり (双方向通話:マイク・スピーカー搭載) |
録画方法(保存方法) | microSDカード(最大256GB、別売り) クラウドサービス(有料) |
夜間撮影可能か | 可能 (赤外線機能付き、最大約10m) |
Wi-fi設備は必要か | 必要 (Wi-Fi:IEEE 802.11b/g/n、2.4GHz帯) |
月額料金 | なし ※クラウドサービスに加入する場合はデバイス1台につき400円〜 |
専用アプリの有無 | あり (Tapoアプリ、スマートフォンから操作・確認可能) |
ELEPRO V3
- カメラ本体に2.8インチの画面がついており、親がタッチで操作可能
- カメラ本体に「呼び出しボタン」もついているので、親からも連絡しやすい
- 自動追尾機能付きなので、親の動きにあわせて撮影可能
V3(ELEPRO)は、双方向コミュニケーションに特化した見守りカメラです。
カメラ本体には画面と呼び出しボタンがついており、離れて暮らすご家族ともワンタッチで連絡が取れます。
親御さんがスマホやパソコンの操作に慣れていなくても、V3があれば簡単にビデオ通話が可能。手軽に顔を見ながら会話できるので、安心感やつながりを感じやすくなります。
V3(ELEPRO)も専用アプリがあり、最大5人まで映像を共有できます。



子供たちがそれぞれスマホに専用アプリを入れておかなければなりません
アカウントを共有された家族は、映像の視聴だけでなく、双方向通話などの機能も利用可能です。
撮影範囲(画角) | 水平360° 垂直110° |
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画素数 | フルHD(1920×1080ピクセル) |
動体検知機能 | あり (AIによる動体検知・自動追尾) |
共有できる人数 | 5人まで |
双方向通話機能 | 可能 ※カメラに画面がついておりビデオ通話も可能 |
録画方法(保存方法) | microSDカード(最大128GB) クラウドサービス(有料) |
夜間撮影可能か | 可能 (赤外線機能付き、暗視距離最大8m) |
Wi-fi設備は必要か | 必要 (2.4GHz Wi-Fi、イーサネットケーブル対応、5GHzは非対応) |
月額料金 | なし ※クラウドサービス加入の場合はかかる |
専用アプリの有無 | あり (iPhone・Android対応、最大5人で映像共有可能) |
複数人で撮影映像を確認・共有できる高齢者向け見守りカメラの選び方
複数人で撮影映像を確認・共有できる高齢者向け見守りカメラを選ぶ際には、以下の点などを基準にすると良いでしょう。
- 何人までで共有できるか
- 対応しているスマホの種類
- 専用アプリの有無・使いやすさ
- Wifi環境が必要かどうか
- 部屋全体を撮影できるか
- 夜間撮影できるか
- 動体検知機能や温度センサーがついているか
それぞれ詳しく解説していきます。
何人までで共有できるか
見守りカメラによっては、映像の閲覧可能人数に制限がある場合があります。



2人までしか共有できない製品もあれば、5人以上で同時視聴が可能なものも存在します
子供たち全員で映像を確認したいケースでは、アカウント共有や同時ログインの上限数を確認しておきましょう。
対応しているスマホの種類
見守りカメラの撮影映像の確認・共有に専用アプリが必要な場合には、対応しているスマホやOSの種類を確認しておきましょう。



ごく稀にiOSのみ対応している専用アプリもあるからです
他には、親世代のスマホが古い場合、OSのバージョンが対応しているかも確認しておくと安心です。
専用アプリの有無・使いやすさ
離れて住む子供たちが見守りカメラの映像を確認したい場合には、専用アプリの使いやすさも考慮しておきましょう。
アプリによっては、プッシュ通知で異変を知らせてくれる機能がついているものなどもあります。
他には、意外と重要になってくるのがアプリを起動してから映像を確認までにかかる時間です。
アプリが重く映像確認までに時間がかかるものや、何か操作が必要なものは、どうしても確認がおっくうになりアプリをダウンロードしても開かなくなりがちです。



アプリの使い勝手は、App StoreやGoogle Playなどのレビューを確認してみると良いでしょう
Wi-fi環境が必要かどうか
見守りカメラの中には、Wi-fi接続が必要なものもあるのでご注意ください。
特に、専用アプリと連携し、複数人で撮影映像を共有できるタイプのカメラは、Wi-fi環境が必須の場合がほとんどです。
一方、一部の見守りカメラは自宅にインターネット環境がなくても設置可能です。
ただし、Wi-fiなしで設置できる見守りカメラの多くは、SIMカードが内蔵されておりスマホのように月額料金がかかるものもあります。
- 自宅にWi-fiを導入して月額料金がかからない見守りカメラを設置するか
- 月額料金はかかるがインターネットなしで利用できる見守りカメラを設置するか
上記のうち、どちらが良いかランニングコストや設置費用を比較し、判断するのが良いでしょう。
部屋全体を撮影できるか
高齢の親の暮らしを見守るためにカメラを設置する場合、部屋全体を撮影できるものを選ぶと良いでしょう。



転倒や事故は部屋のどこで起こるか、予想しにくいからです
撮影画角が120〜130度以上のものを選べば、部屋全体を撮影しやすくなります。
他には、動体検知機能や追跡機能、首振り機能などが付いているものを選ぶと、親を撮影し続けてくれるようになるので、自己などに気づきやすくなります。
夜間撮影できるか
夜間でも親の様子を見守れるように、ナイトビジョン機能(赤外線撮影)がついているものを選ぶと良いでしょう。
暗い室内でもしっかり顔が確認できるモデルなら、就寝中の様子やトイレの出入りも把握しやすくなります。
一般的な部屋に設置するのであれば、赤外線照射距離が5m以上あるカメラを選ぶと、寝室全体をしっかりカバーできるはずです。
動体検知機能や温度センサーがついているか
見守りカメラに動体検知機能がついていると、親が動いたタイミングで通知が届くため、リアルタイムで様子を確認できます。
また、温度センサーが搭載されていれば、室温が上がりすぎたときに通知が来るので、熱中症対策にも役立ちます。
ただし、温度センサー付きの見守りカメラは、なかなか種類がないのが現状です。
他機能を重視すると、温度センサーは諦めざるを得ない場合もあるでしょう
複数人で撮影映像を確認・共有できる高齢者向け見守りカメラを利用するメリット
複数人で撮影映像を共有できる高齢者向け見守りカメラを利用すれば、離れて住む子供たち全員で親の暮らしを見守れます。
離れて住んでいるとはいえ、高齢の親の暮らしを1人で見守るのは、精神的・物理的な負担が大きくなりがちです。



何かあったらどうしよう、気付けなかったらどうしようと不安になりますよね……
撮影映像を共有し、子供たちで見守りすれば属人化を避けられ、チームのように親の生活を見守れます。
また、複数人で見守ることで、親に何かあったときに気付きやすかったり対応しやすかったりするのも、大きなメリットといえるでしょう。
見守りカメラを複数人で共有できるように設定することで、家族全体で負担を分担しながら、安心感を高められるというメリットがあります。
複数人で撮影映像を確認・共有できる高齢者向け見守りカメラを利用するデメリット
一方、複数人で撮影映像を確認、共有できる高齢者向け見守りカメラを利用する際には、プライバシーや親の負担についても考慮しなければなりません。
見守りカメラを設置し、子供たち全員に見られているということを嫌がる親御さんも中にはいるかもしれません。
例えば、実子に見られるのは良いけど、婿や嫁に映像を見られたらどうしようと感じる親御さんもいるでしょう。
我が家も実家に見守りカメラを設置しているのですが、母が「Aちゃん(弟の奥さん)やTくん(私の夫)に見られたら恥ずかしいから、きちんとしていないと!」とよく言っています。
我が家は笑い話で済んでいますが、中には本当に嫌がる親御さんもいるはずなので、親の気持ちに寄り添いつつ、見守りカメラを導入しましょう。



誰のスマホで撮影映像を閲覧するのか決めておいたり、設置目的を親子で共有しておくのがおすすめです
複数人で撮影映像を確認・共有できる高齢者向け見守りカメラについてよくある質問
最後に、複数人で撮影映像を確認・共有できる高齢者向け見守りカメラについて、よくある質問を回答と共に紹介していきます。
- 見守りカメラは介護保険の対象となりますか?
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見守りカメラは、原則として、介護保険制度における福祉用具貸与や購入の対象外となっています。
介護保険で対象となるのは、手すりや車いす、ベッドなど身体機能の補助を目的とした用具だからです。
ただし、一部の自治体では、地域支援事業や高齢者福祉サービスの一環として、見守り機器の貸与・設置補助を行っている場合があるので、確認してみると良いでしょう。
- 見守りカメラは複数台のスマホと接続できますか?
-
多くの見守りカメラは、1台のカメラに対して複数のスマートフォンを接続可能です。
例えば、離れて住む子供たち3人で実家に設置した見守りカメラの画像を確認することも可能です。
ただし、製品によっては同時に接続できる人数に上限があったり、追加ユーザーに制限があることもあるため、事前に「同時視聴可能人数」や「家族共有機能」を確認しておきましょう。
- 会話できる見守りカメラはありますか?
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見守りカメラの中には、カメラとスマホなどで双方向会話できるものもあります。
カメラを通じて離れて住む子供と話すことができれば、スマホやLINE操作が苦手な親でもコミュニケーションが取りやすくなるはずです。
- 高齢者の自宅にインターネット環境がなくても見守りカメラは設置できますか?
-
見守りカメラの中には、インターネット環境(Wi-fi)がなくても設置できるものもあります。
しかし、インターネット環境不要の見守りカメラの多くは、スマホや携帯電話のように月額利用料金がかかるのでご注意ください。
兄弟姉妹全員で見守りたいなら複数人共有の見守りカメラがおすすめです
高齢者向け見守りカメラの中には、複数人で撮影映像を確認・共有できるものもあります。
複数人で共有できる見守りカメラの場合、それぞれのスマホに専用アプリをダウンロードして、アカウントやデバイスを共有する仕組みが一般的です。
複数人で映像を共有できる見守りカメラの中で、特におすすめのものは、以下の通りです。
見守りカメラを選ぶ際には、映像の共有人数だけでなく、撮影画角や動体検知機能なども重要となってきます。



自分に合ったカメラを選びましょう
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